暑熱順化と熱中症

皆様こんにちは! 池上駅より徒歩3分にあるPERSONAL TRAINING STUDIO U(スタジオユー)です!
熱中症が最も起こりやすいのは1年で最も気温が高い7月から8月だと思う方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、実際には梅雨明け直後などのまだ暑さに体が慣れていない時期こそが、実は要注意なのです。 しっかり運動して汗をかき、体を暑さに少しずつ慣らしていく暑熱順化が熱中症予防として注目されています。 そこで本日は、暑熱順化と熱中症を防ぐための効果などについてお話ししていきます。
- 熱中症の防ぎ方がわかります。
- 暑熱順化がどんなものかわかります。
- 暑さに慣れるコツがわかります。
目次
・暑くなり始める時期の方が熱中症になりやすい

熱中症のリスクが高いのは夏真っ盛りの、1年で最も暑い時期だと思っている方も少なくないと思います。 しかし、実際のところ梅雨の晴れ間の突然気温が急上昇した日や、梅雨明け直後の高温多湿、風がなく日差しが強い日などに起きることが多いと言われているのです。 学生の運動部の部活などの場合、特に休み明けの練習や新入部員などは熱中症を発症することが多いと言われています。 このような状況で熱中症が起こるのは、体が暑さに慣れていないことが原因であり、熱中症を防ぐためには、本格的に暑くなる前から対策を取る必要があるのです。
・暑熱順化とは

暑熱順化は近年、暑さ対策として大きな注目を集めています。 運動をしていない方にとっても、熱中症予防に活用することができますので、しっかりと覚えておくことをおすすめします。 我々人間の体は、季節に合わせて細かく調節されることで正しく機能していて、熱中症は体温調節がうまくできなくなることが原因となって起きます。 これを言い換えると体内に熱がこもってしまったり、体内の水分と塩分が不足している状態を、どう防ぐのかが鍵となってきます。 そのため、暑さに慣れていない場合は急な気温の上昇に体がついていけず、熱中症になるリスクが高まってしまうのです。
暑さに慣れる=無理なく汗をかくこと
過酷な暑さに慣れるために大事なことは、暑熱順化を開始する時期となります。 本格的に暑くなってからではなく、梅雨の時期である6月ごろから無理のないところからしっかり汗をかくことがポイントです。 暑熱順化をすることによって体が暑さに慣れてくるまでには、個人差がありますが、およそ2週間程度必要になると言われています。 汗をかくことを継続して行うことがポイントで、ウォーキングであれば1回30分を週5回程度、室内での筋トレであれば1回30分を週2、3回以上汗をかくことを続けることを目標にし、汗をかいた後はしっかり水分補給を忘れずに行いましょう。
※暑熱順化が正しくできていても、暑さから数日遠ざかってしまうと効果がなくなってしまうため、天気が安定しにくい梅雨の時期は、真夏以上に熱中症への注意が必要となります。
・運動できるかどうかの判断を適切に行おう

最後に、屋外などで直射日光を浴びるようなトレーニングはもちろん、室内でのトレーニングであっても同じように熱中症対策はマストとなります。 閉め切った室内は、気温も湿度も高くなっています。 まずはトレーニングができるかどうかを正しく判断し、暑さが体に慣れていない状態でトレーニングをする場合などは、こまめな水分補給と休息を取り入れながら行って下さい。
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熱中症は真夏が多いのでしょうか?



いいえ、真夏よりも梅雨の時期などの方が熱中症になりやすい傾向があると言われています。



暑さに慣れるためには何をすればいいでしょうか?



2週間程度の期間、汗をかくような運動などを継続して行うと良いと言われています。



体が暑さに慣れていない状態で運動をしても大丈夫でしょうか?



なるべくこまめに水分補給をしたり、休息を適宜取り入れながら運動をするようにすれば運動をしていただいても問題ありません。

